【元自動車会社リクルーターが語る】自動車会社で働くためのポイント

こちらは新卒入社また転職で自動車メーカーで働こうと考えている人に向けての記事になります。
私自身自動車メーカーを20代後半に転職しましたが、在職中はリクルーターとして母校に度々訪れておりました。このような私の経験から少しでも何か参考になる情報を伝えられたらという思いからこの記事を書きました！

目次
・はじめに
・持っていると良い、強いスキル（実体験）
・面接のポイントについて
・さいごに

●はじめに
これから自動車メーカーに入社を考えている人で車がめっちゃ好きな人、そこそこ好きな人、そこまで別に好きではない人色々な方がいるかと思います。
自動車メーカーで働こうと思った場合、もちろん車好きであることは、非常にメリットが多いと思いです。なぜなら、車好きな人がやっぱり多いのでプライベートでも自動車の事を考えている人が多く話題になるので話が合う仲間がすぐに出来ます。
しかし、全員が好きな人ばかりではないので、そこまで別に車が好きではない人も困ることはありません。私自身もそこまで車が好きなわけではありませんでしたが、多くの仲間が出来、転職した今でも関わりを持つほど絆があります。
これから自動車メーカー入社を考えている人も是非安心して欲しいと思います。

●持っていると良い、強いスキル（実体験）
・まず、新卒で自動車メーカーに入る場合マニュアル車の免許も取得しといた方がおすすめです！
⇨社内で車移動をする際にマニュアル車を運転する場合がありますので、特に技術系志望の方は取得した方が良いと思います。
私も新卒入社する前に大学のOBの方からその話を聞き、AT解除のライセンスを取得しました。しかし、理系、文系問わず車メーカーに入社するからには、MT車も乗れた方がカッコいいですよね。

・車メーカーはモノづくりメーカーの中でも特にいろいろな知識が必要とされます！
⇨すなわち化学系、物理系、機械系の方全てにチャンスがあります。車はいわゆる色々な部品や材料が集まってできた集合体です。
あらゆる面で幅広い知識が必要とされます。
ですので、技術系の方は今勉強している知識が必ず役に立つ場面があると思うのでどんどん勉強に励みましょう。

・コミュニケーション能力が非常に重要です！
⇨1つの車を作る上では、デザイン、コスト、性能など色々な部署とのかかわりがあるのでコミュニケーション能力がとても重要になります。コミュニケーション能力に自信がある方はそれだけでも武器になります。
実際私がいた部署は車の基本寸度図（車体サイズやシートやエンジンの配置など全体の概要図）を取り纏めるま部署にいましたので、広い視野とコミュニケーション能力がある人が非常に有利でした。これは、他の部署においても車作りは幅広い視野で設計する必要がありますのでコミュニケーション能力は非常に大切です。

・自動車メーカーでは、設計は基本的にCATIA(3D CAD)を使います！
⇨なので、CATIAを操作出来るのが強みになります。また、熱解析、流体解析などのシミュレーションが出来るとなおよいです。

・電池やモーターの知識を持っておくと非常に有利！
⇨次の今後の自動車の動向についてでも触れますが、これからはEVの時代になります。エンジンからモーター＋バッテリーが主役になります。
車好きな方はエンジンが大好きという人も多いと思いますが、これからはバッテリーの知識あるいはモーターの知識を持っている方は非常に重宝されると思います。

・粘り強い人が有利！
車の企画から製造までにはおよそ3～4年かかります。非常に長い期間なので、思った以上に一歩一歩コツコツと進めることになります。粘り強く業務に当たることが求められます。

●面接のポイントについて
・第一印象が大事！
⇒はきはきと発言しましょう。これは自動車メーカーに限りませんが、先ほど述べたように自動車メーカーではコミュニケーション能力が非常に重要です。自分の意見をしっかり発言できることが何よりの強みです。

・好きな車は何か？を言えるとよい！
⇒好きな車は何かについては聞かれる可能性が高いです。その際、好きな車と好きな理由をはっきりと明確に答えられるように準備しましょう。

・会社の特徴、強みについてしっかり理解する！
⇒他車メーカーとの違い、その会社の特徴や強みについて把握しましょう。これは、車メーカー全般を理解する勉強にもなりますので是非準備しましょう。

●さいごに
・車メーカーは今非常に目まぐるしい渦中にあります。EV、カーシェア、自動運転など各社しのぎを削ってアンテナを張りながら取り組んでいます。やらなければならないことやどこに焦点を絞るのかなど課題は各メーカー山積していると思いますが、その分仕事のやりがいも非常に多いと思います。時代をリードする業界であるので、是非肌で感じながら業務に取り組んでみてください！
・改めて、自動車メーカーに関わらず、モノ作りはチームワークです！1つのものを仲間とともに作る喜びを是非分かち合ってください！