メンタリストDaigoが語る!人生で最強の能力「客観力」とは!?

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メンタリストDaigoさんは、客観力は人生で最強の能力とも言えると述べています。自分を客観的に見ることでこそ自分の価値観がよりはっきりと分かるからと言っております。
「あなたの価値観はどんなものですか?」「あなたにとって大事なものは何ですか?」という問いに即答出来る人はそんなに多くないと思います。しかし、自分の価値観が明確だと色々なメリットがあります。今回はそんな価値観をはっきりさせるための客観力について紹介します!
この記事はDaigoさんの著作『超客観力』より抜粋しております。

 

●価値観を定めるメリット
まず、価値観とは自分にとって大事なものである。価値観がはっきりしている人ほど、人生の満足度が高い、仕事の生産性が高い、ストレスに強いというメリットがあることが数々の研究で示されている。自分にとって大事なもの、ブレない考え方の軸がはっきりしていれば強く生きられるので、自分の価値観を明確にすることはとても意味がある。
では、どうすれば自分の価値観を明確に出来るのか?続いて価値観を定める方法について解説する。

 

●価値観を定める方法
価値観を定める方法には、価値観リストが有効である。これは、比較的正確に自分の価値観を把握出来る方法であり、科学的に信頼度が高い方法である。価値観リストは多くの人が抱きやすい価値観が80個用意されており、その中から自分にとって大事なものを10個選択し、その10個を1〜10位までランク付けするというものである。そしてその理由付けをする。これを行うことによって自分の価値観を客観的に把握することが出来るのである。

重要度(★:かなり重要 ○:必要 ×:いらない)がチェック出来たら、その後★だけをピックアップして1~10位まで並べ替えする。
おそらくリストの中にはどうでもいいものが出てくると思われるが、それはある人にとってはとても大事な価値観の可能性がある。この80個の価値観を外からぶつけられることで主観的ではなく、客観的に自分のことを知ることが出来るのである。価値観は自分が何かに迷った時に進むべき方向を示してくれるため、非常に役に立つものであり、そのためには「客観力」が必要となる。
それでは、その客観力について次に説明する。

 

客観力の最大の敵「反芻思考」とは?
客観力の最大の敵は反芻思考である。反芻思考とは、自分の欠点や過去の失敗を繰り返し考え続けてしまう現象である。ふとした瞬間に自分の欠点や過去の失敗に捕らわれネガティブな思考に憑りつかれてしまうことは誰しもあると思う。近年の研究では、反芻思考はうつ病の最大原因のひとつとされている。

 

なぜ?より何?の力で突破!
自己省察について磨きをかけることが重要である。自己省察とは、自分のことをよく知り、真実を見抜く力である。自分をよく知り、反芻思考を避けるためにはWhatの質問が有効である。つまり、なに?という質問を自分に問いかけるのである。嫌いな人を見たときになぜイラっとしたのか?ではなく、何にイラっとしたのか?を自分に問いかけることで自分を知るという自己理解が深まる。なぜ?という言葉は素晴らしい力を秘めているが、自分自身を知り、客観力を身に付けるには、何?という質問を使うことが重要であり、これはビジネスの問題解決にも役立つ。
Daigoさんは、ニコニコ動画で現在14万人以上の会員数を誇り日本一の実績を持っている。しかし、会員数が1万人前後で伸び悩んでいた当時、なぜ会員数が増えないのかといういわゆる「なぜ?」の罠にはまっていたという。こうした状況の中、なぜではなく何?の質問、何をすれば良いだろうか?という思考に切り替えたことでマニアックすぎる情報を選ばなかったり、より生活者の実感に近い放送テーマを選ぶなど改善を重ねた結果、爆発的な成果を生み出すことに成功して日本一の有料情報配信者へと変貌を遂げたのである。

 

●知的謙遜力を高めてあらゆる壁を突破
シリコンバレーを代表する企業Googleが最重要視する特性の正体は、多くを知っていること以上に、自分が何を知らないのかを明確に知ることである。つまり、自分の知識の限界を理解してる人は強いということであり、これを歴史的哲学者であるソクラテスは「無知の知」と表現し、世界一の投資家であるウォーレン・バフェットは「能力の輪」と表現している。知識は多い方がもちろん良いのだが、知識は人生を豊かにする手段でしかない。知識だけを詰め込むことがゴールになると、最悪の場合、自分は何でも出来ると錯覚してしまう可能性がある。仕事で成果を上げるには、周りの人との協力や苦手なことをパートナーと協力することで成し遂げることが大切である。人は短所によって滅びるのではなく、長所によって滅びるのであり、さらに言うと過剰な自信や謙虚さをなくした時に滅びるのである。
シリコンバレーを代表する企業であるGoogleの採用では、知的謙遜力を最も重視するとされており、これは知的な謙虚さがないと、自分が犯した失敗から改善点を学ぶことが出来ず、いつまでたっても客観力が育たないからではないだろうかと考えられる。こうした知的謙遜力の身に付け方は、自分のためだけに行動するのではなく社会や他人のために役に立つ事をしたいと願うことで知的謙遜力を高めることが出来るとされている。また、他人のためと思いながら行動する人は、思考が独りよがりになりにくく自分の頭の良さの限界にも気づきやすいとされている。

●結論
・自分の価値観を明確にすることはメリットが多い!人生の満足度が上がる、仕事の生産性が上がる、ストレスに強くなる、ムダに悩まない理想の自分になれる!
・自分を深く知るためにはなぜ?より何?の力で解決せよ!
・知的謙遜力を高めてあらゆる壁を突破せよ!

 

●感想
この内容を知ったことで、価値観の重要性について改めて知ることが出来ました。80個の価値観を外からぶつけることで客観的に自分のことを知る、自分が大切にしている価値観について客観的に整理するという作業については非常に面白い発想だと思いました。そして、なぜ?ではなく何?という問いかけをやってみること、自分の知識の限界を理解することが重要ということも心に留めておきたいと思います。まずは、この80個の価値観リストをやってみたいと思います!みなさんもよろしければ是非トライしてみて下さい!

 

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