【元自動車メーカー設計者が語る!】車社会の革新的技術について

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前回掲載しました今後の車社会に欠かせないキーワードCASE、MaaSに続きまして今回は夢のような車社会の革新的アイデアについて紹介したいと思います!今後の世の中は、これが当たり前になってくるかもしれません!
内容としては、非常にゆる〜く書いておりますので、もっと詳しく知りたい方は記事内のURLを参照してください!
またもっともっと知りたい方はネットでそれぞれのワードを是非検索してみて下さい!

 

目次
・革新的技術について
ミラーレス車
透明ピラー
透明車
ワイヤレス充電
−走行中ワイヤレス充電道路
−ワイヤレス給電対応タイヤ
大都市地下トンネル
空飛ぶクルマ
感想

●革新的技術について
①ミラーレス車
その名の通りサイドミラーあるいはバックミラーがない車のことです。
車が後続車を検知することで車線変更や左折時の衝突事故や巻き込み事故を軽減する技術になります。
ミラーに関する国際基準が見直され、カメラの使用が可能になり、日本の自動車メーカーでもミラーレス車を開発することが可能になりました。

☆メリット
1.死角がなくなる!
レーンチェンジや左折や右折時、ドアミラーの死角にクルマや歩行者が入ってしまうことが無くなる。
2.車とドライバーとの信頼関係が生まれる!
カメラで赤や緑でクルマが見ているものが表示されることで、しっかり見てくれているんだという車に対しての安心感が持てる。
レクサスの技術
コンチネンタルの技術

 

②透明ピラー
通常、自動車のフロントガラスや屋根を支えている「Aピラー」と呼ばれる部分が死角になります。
太いピラーである程強度が高く、クルマが横転して上下が逆さまになったときには非常にありがたいものです。
しかし、角を曲がる際に歩行者をひかないよう確認するときには、太いほど見えづらくなってしまい事故につながりかねません。
この問題を解決するために、透明ピラーは従来の車では死角となっていたピラーを透明にして運転手から向こう側の景色を見れるようにした安全性向上の技術になります。トヨタではこちらの透明ピラーの研究をしているようです。
自動車部品サプライヤーのコンチネンタルも、クルマの屋根を支えるピラーは安全性のために重要だが、視界を妨げてもいるとのことで、支柱を有機ELディスプレーで包んで向こう側の様子を表示し、ピラーを”透明”にして死角をなくす技術を開発しています。
類似技術の開発にはほかのメーカーも取り組んでいるが、実現には課題も残ります。
トヨタの技術
コンチネンタルの技術

 

③透明車
−1.内側から外が透明に見える車
ピラーだけでなく、内側から外の景色が見えるようにした技術となります。光学迷彩技術というものを用いて更なる安全性を狙ったものになります。
何のこっちゃということでこちらをご覧ください!

−2.外観が透明の車
ベンツが考案しております。
風景にクルマを一体化させることで「環境との共存」を表現しているそうです。
こちらも、光学迷彩技術を用いたもので技術力のアピールとして宣伝しているようです。
ベンツの技術

 

④ワイヤレス充電
無線でEVバッテリーに充電する技術になります。地上側の送電コイルと、自動車側の受電コイルにより、ワイヤレスで電力を伝送する仕組みです。
このシステムが実用化されますと、自宅や駐車場の送電コイルの上に停車するだけで自動車の充電ができ、利便性が飛躍的に向上します。
従来は、コネクタによる有線充電が主流でしたが、将来的にはこちらがスタンダードになると思われます。
国別にみると、中国では国策によりEVやPHVの販売が急増しており、各充電インフラの普及が進んでいます。
次に普及が進んでいるのがアメリカですが、トランプさんの下でごにょごにょして(環境保護庁と運輸省道路交通安全局から企業平均燃費規制の基準値を緩和する新たな規制案が発表された)ことで、内燃機関車への回帰がみられるなど、EV・PHVの普及が阻害される可能性がありました。
バイデンさんになることでこちらはどのような動きになるか楽しみです。
アセアンなどの地域でも国策としてEVやPHVの普及が進められております。
要するに、無線充電をするためには、インフラの普及が必須です!

ー1.走行中ワイヤレス充電道路
EVのバッテリーに道路から無線で充電出来るインフラを作り、走りながら充電出来るシステムのことです。無線充電が出来るようになると更にこんなことが出来るようです。
こうすることでバッテリーが減る心配がありません。個人的には、全高速道路に設置されてほしいですが、莫大な費用がかかることでしょう。笑
こうした技術が実用化されれば、長距離でもEVを利用しやすくなります。クルマは高速道路を移動しているうちにフル充電になり、そのままワイヤレス充電システムがない一般道を走り続けることができます。またインフラが進むことで、バッテリーの容量を減らせる可能性があります。
今電池業界は、バッテリー容量をとにかく上げようと頑張っていますが、インフラの普及も必要です。EV普及には、インフラが欠かせません。
地面に敷設するなどした充電パッドから、EV側の受電パッドに非接触で電力を供給します。スマートフォンに採用されている非接触充電技術Qiと同様、電磁誘導を利用して無線充電を実行します。
クアルコムの技術

−2.ワイヤレス給電対応タイヤ
タイヤにコイルを内蔵させることで、効率よく給電することが出来る技術になります。EV変遷に向けてタイヤメーカーもぬかりないようです。
ほとんどの研究開発がシャシー下面にワイヤレス充電コイルを持つのに対し、インホイールモーターと組み合わせてタイヤの内部にコイルを持つ方式で、充電コイルとモーターが近く効率もいいようです。
ブルヂストンの技術

 

⑤大都市地下トンネル
続いては、イーロンマスクが考案した、大都会ロサンゼルスでの渋滞回避のために、地下にトンネルを作り高速で移動できるようにした技術となります。
掘削企業「The Boring Company」がロサンゼルスの地下に掘っていたトンネルが完成し、将来的には地下で時速200km以上の高速移動を可能にして渋滞を一掃することを狙っております。
The Boring Companyの技術

 

⑥空飛ぶクルマ
空飛ぶクルマはおそらく大きなドローンのイメージだと考えてください。これはある意味究極の渋滞回避になるかもしれません。
もはや車ではなくて飛行機ではないかとツッコみたくなる方もいると思いますが、現実的に真面目に研究されています。
きっと未来では、空飛ぶ車が当たり前になるかもしれません。
道路がなくても大丈夫ですから、砂漠や海上などを移動する手段としても利用出来ます。
空飛ぶクルマの機体コストは高級車よりも安く、タクシーより低いサービスフィーを設定できる可能性があります。
しかも、滑走路不要で直線移動が可能なため、移動時間を圧倒的に短縮できるという利点もある。
しかし、課題はまだまだ多いです。
現在のバッテリー容量では飛行時間が限られるため、この限界を突破する必要があります。また、都市部を飛ばすとなると、騒音も問題になってくるでしょうし、安全性についても十分に担保することが求められます。

以下に空飛ぶ車についてのリンクを載せます!

Air Car
空中と地上の両方で使用可能で、ボディの両側に翼があり、ボタンを押すだけで運転モードから飛行モードにすばやく切り替えることができるようです。

CARTIVATOR(カーティベーター)
クラウドファンディングなどからの支援を受け、2016年には飛行試験にまでこぎ着けたようです。

skydrive
日本のスタートアップ企業

 

●感想
すごいアイデアがたくさんあります!これからも革新的なアイデアがどんどん出てくることでしょう!
個人的には、防犯用の顔認証システム、災害時に乗車者が脱出出来るシステム、車と会話が出来るシステムなど面白いのではないかと思います!

 

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