【スポーツから人生を学ぶ】スラムダンク勝利学〜辻秀一〜

読書

スラムダンク勝利学
辻秀一著

スラムダンクの勝利学について簡単にまとめてみました!スラムダンクは、スポーツ選手だけでなく、社会人が抑えておきたい必要な知識やヒントがいっぱい隠されています!
こうしたスポーツやスポーツに関するものから教わることは、非常に多くあります!スポーツに関する記事については、こちらをご覧下さい!
また、最後に感想を書きましたのでよろしければ是非ご覧ください!
目次の25個の項目に大事な教えがいっぱい入っております!もう少し気になる方は是非項目にジャンプしてください!

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スラムダンク勝利学 [ 辻秀一 ]
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●本要約
1.根性は正しく使う!
・技術同様に、考え方も習慣化していなければダメ。
・下意識が重要。そのためには、セルフイメージが重要で、日常生活における考え方や行動の仕方によって決められている。

 

2.自主的な目標設定をしよう!
・根拠がないにもかかわらず1年から全国制覇と高い目標を掲げてきたゴリ。3年生になると目標が現実のものに見えてきて根拠がついてきた。
・根拠を元に目標を設定するのは、消極的な設定。桜木花道のようにヤマオーをオレが倒す!と言葉にすることで責任が生まれる。不言実行ではなく、有言実行を目指す。

 

3.目標達成への鍵は、理解と覚悟だ!
・チームの目標は全員が共有すること。チームの目標は、全員に共通したものであると同時に、1人1人のものになって初めて達成される。
目標を立てたのなら、断固たる決意の元、決して口先だけのものにしてはいけない。

 

4.心技体を変化させる!
結果は勝とうが負けようが、過ぎ去って消えてしまうが変化は残る。
・勝利とは自分自身について今まで以上のもの(変化)を発見して、自分の経験を通して勝つためのより完璧な行動パターンや考え方のパターンを見つけだすことである。
普段から心技体すべてにおいて変化出来るようエネルギーを注いでおく。

 

5.するべき事をする!
・チェックしたい項目は4つある。
①目標達成のための、するべき事は正しいか?
②目標達成のための、するべき事があなた自身、チームで分かっているか?
③目標達成のための、するべき事をしっかりやっているか?
④目標達成のための、するべき事をするということをしっかり意識しているか?

 

6.今に生きる!
・スポーツは、一瞬一瞬の下意識とセルフイメージのバランスで結果が決まる。
・下意識とは、練習で培った選手の実力である。
・過去と未来ばかり考えてしまい、今を見失うとあげく実力が発揮できなくなる。実力を発揮するためには、今すべきことをする心の習慣を築き上げることが重要。

 

7.必ず自分に返ってくる!
・セルフイメージには、鏡の法則がありそれがやっかいな存在となる。自分の他人に対する言動は結局は自分自身に返ってくる。他人に対する文句や愚痴や悪口は、その1つ1つが自分に鏡のように返ってくる。
・その反面、マイナス面だけでなくプラス面も自分に返ってくる。自分が励まして欲しければ、まず人を励ます。自分が褒めて欲しければ、まず人を褒める。

 

8.良いところを見る
・セルイメージを大きくするために、自分の現在位置を正しく知ることが大切。
良いところを見るときは心技体について均等に考えなければならない。良いところを見るという能力自体もつけなければならない。

 

9.反省と確認は違う!
反省会はあまり役に立っていない場合が多い。悪かったことは冷静になったときに後からゆっくり分析した方が効果がある。
・問題点を考える時も心技体3つにわたって均等に考えることが大切。
・問題点を書き出して、解決したらどんなに良い結果が来るのか書き出す。もし良い結果が書き出せないのであれば、その問題点は消してしまう。また、問題点の克服方法も浮かばなければ消してしまう。
①問題点のピックアップ、②克服した時の効果、③解決方法の3要素揃った心技体の修正から取り組む。

 

10.目標に向かって石を置いていく
・セルフイメージを高めるために、日常あらゆることに全力をつくす心の習慣を身につける。
その日の石(全力をつくすこと)1個しっかり置くことが大事。
・普段から全力を尽くしていないと、いざという時に全力が出せない。

 

11.目標に情熱を注ぐ
・目標に情熱が注がれることで初めてビジョンになる。ビジョンとは、現在位置と目標を結びつけてくれる道のりである。
・目標達成によって手に入るものとは具体的に、感動する、自信がつく、誇りである、など精神的なものが重要であり、お金や金メダルなどの物質的なものよりも大事である。精神的なものをイメージ出来る者は、再び次への挑戦と情熱に繋がる。
・情熱を持つための努力や工夫をしているか。

 

12.チームワークの条件とは?
・チームで守らなければならないルールを理解しているか。チーム1人1人がこのルールを理解していることがチームワークの条件。
・しかし、ルール以上に大切なのはチームの哲学や理念である。理念に基づきそれぞれが自由に行動することが重要である。
・全ての人の違う点もしっかり理解することが大事。

 

13.本物のチームワークとは?
・自信のある人とは自分、そしてチームメイトを真に信じる人のこと。チームメイトも自分自身と同じ自であるということ。
山王工業戦の三井は味方を信じることで、自分の役割を果たしていく。
シカゴブルズの率いたフィルジャクソンは、自己犠牲を哲学としていた。この哲学にマイケルジョーダンが共鳴したことで他の選手もついていき2度目の3ピートが達成された。
・自己犠牲とは逆で与えるという哲学を持っていたのは、パットライリーである。個人個人の与えるという努力が、チームからその努力の見返りが泉のように吹き出てくる。

 

14.怒りの感情をコントロールせよ!
・セルフイメージを縮小してしまう最もコントロールしなくてはならないものが怒りである。怒りは理性を正しく働かすことさえ出来れば、コントロール可能である。
wrongではなく、differentで人や事実を見ていかなければならない。インターハイ出場をかけた試合で魚住は審判の判定に感情的になり退場してしまいチームに敗因をもたらしてしまう。
・変わらない環境や相手に対して感情的に怒りをぶつけても結局損をするのは自分自身である。

 

15.あきらめは最大の敵である
もうだめだ、やっぱり勝てないと考えることは変化よりも結果ばかりを追いかけている証拠である。あきらめないという習慣が日頃から出来てこそ肝心な時にも出来る。
・あきらめたらそこで試合終了ですよ。あきらめないという思考の重要性を知り抜いている言葉である。

 

16.不安はどこからくるのか?
・不安の源は、想像にある。具体的には、想像思考と比較思考から来ている。
・セルフイメージの維持、拡大には今を意識することがポイントであったが、想像思考は意識が今から離れることによって生じる。
・セルフイメージの縮小させる最悪の思考が比較思考。日頃から比較癖をなくし、常に自分自身に目を向けて今すべきことに集中して全力を尽くす心の習慣を築き上げる。
・想像思考、比較思考を招かないようにするには自信を持つこと、意識を他に集中する、これらの能力が必要。

 

17.大丈夫と言えること
・自分の良いところを見て、そこを信じる。まず自分の良いところを見るのは、信じることの始まり。自分自身が大切にしている考え方や生き方といった哲学をしっかり持つことが大事。
結果はハッピーエンドであると信じ込む。大丈夫と自分や周囲にいい聞かせる。

 

18.感動を与えることの意味
・勝ちたいという気持ちによって生じる真の情熱こそ素晴らしいものであると理解する。
・競技者として、意識の範囲を敵だけでなく、より多くの人々にも広げる必要がある。
感動を与えることで、何倍にもなって自分に返ってくる。

 

19.休養がプラス思考を生む!
・休養による超回復という原則が、人の心や身体を成長させる。休養も練習ととらえ、効率よく休むことが勝利の秘訣である。
休養こそ心身の向上や成長のために必要不可欠な要素である。健康なコンディショニングを作ることそのものが、ポジティブシンキングにつながる。いわゆる心の余裕を生む。プラス思考は、心や精神のトレーニングからではなく休養というコンディションからも育まれる。

 

20.健康の意味を知る!
・マイケルジョーダン は体脂肪率が4%。安西先生は確実に肥満である。陵南との試合前に倒れてベンチで指揮をとることが出来なかった。
生活習慣は若いうちに決まる。健康であるか、ないかは日頃の生活習慣によりかなりが決定されている。

 

21.3つのCと4つ目のC
・本番に必要な精神力は、Concentration集中、Control冷静、Confidence自信、そしてこの3つのCを支える4つめのCはCommunication会話である。
自信をもつには日頃から自分の信じる部分を探し出すこと、冷静さは日頃の生活から怒りの精神をコントロールすること(wrongではなくdifferent)、集中するには今を大切にすること。

 

22.コーチの資質
・スポーツのコーチも親も教師も上司もみなコーチです。COACHの資質は頭文字をとって、
①Comprehension(理解力)
陵南の田岡コーチは、敗因を自分の理解力のなさであると考えた。
②Outlook(見通し)
自分のチームには何が必要であるのかをいつも考える。
③Affection(愛情)
愛情を持って指導する姿勢こそが選手を変え、成長させる。
④Character(人間性)
選手を攻める前に、発揮出来るようにしていないコーチ自身を見つめることが重要。
⑤Humor(ユーモア)
コーチは厳しい練習を楽しくやれる環境を作るよう努力する。
が必要な要素である。

 

23.結果の捉え方こそ勝負の分かれ目!
・スポーツ選手にとって、瞬間瞬間に訪れる結果そのものよりも、結果をどう捉えるかがその後の結果に影響を及ぼす。
情熱を落とすことなくキープすることが大切。思考の差が結果の差となる。
・負けた後の山王工業のコーチの言葉「はいあがろう、負けたことがあるというのがいつか大きな財産になる」

 

24.誰のため?
・メガネ君が花道を手伝うのも自分のためである。自分の為と考えて何をするのかが重要なポイント。
・ミラーの法則、与えれば必ず自分に返ってくる。
自分のためにという思考を持つこと、そしてどういう行動がとれるのかということを考える。

 

25.感謝することこそ勝利と一流への道
・花道の特訓に何日も付き合ってくれた仲間たちに感謝することの必要性を晴子は花道に教える。感謝することがセルフイメージを大きくする。
・与えるということの最も根源的な習慣が感謝するということを忘れずに持ち続ける。

 

●感想
12章の「ルール以上に大切なのは、チームの哲学や理念である。理念に基づきそれぞれが自由に行動することが重要である。」は、ビジョナリーカンパニー①で述べていた「基本理念を維持し、進歩を促す」とまさに共通した考え方だと思いました。会社も個人も大切なのは、自分の中の哲学や理念を持ち続けることなんだと感じました!

個人的には、「情熱を落とすことなくキープすることが大切。」「結果はハッピーエンドであると信じ込む。大丈夫と自分や周囲にいい聞かせる。」という教えを大切にして、自分が信じるものにこれからも取り組み続けていきたいと思います!!

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