久しぶりに映画の記事について掲載したいと思います!
今回は、最近見た『プリズン・エスケープ 脱出への10の鍵』という映画についてご紹介したいと思います!
●あらすじ
「ハリー・ポッター」シリーズ、「スイス・アーミー・マン」のダニエル・ラドクリフ主演による、実際にあった脱獄劇をもとに描くスリラー。
舞台は1978年の南アフリカ。南アフリカ人のティム・ジェンキンは、ネルソン・マンデラも投獄されていたこの時期、白人でありながら反アパルトヘイト組織「アフリカ民族会議」の隠密作戦をおこなった罪のより、同胞のスティーブン・リーとともにプレトリア刑務所に投獄される。具体的には、チラシ爆弾で政治的メッセージをばら撒いた罪だ。刑期は、ダニエル・ラドクリフ演じる主犯ティムは懲役12年、その盟友スティーブンは8年。
ティム、スティーブンたちは、自由と平等を手にするため、最高警備を誇る刑務所からの脱獄を決意する。さまざまな脱獄方法を模索した結果、ティムたちが最後に選んだ手段は木片を集めた鍵を使った脱獄だった。鍵を作っては解錠を繰り返し、徐々に出口までの鍵が完成していった。投獄から18カ月、彼らは木鍵による鉄製扉の突破を試みる。
(引用元:https://eiga.com/movie/92464/)
●アパルトヘイトとは
もしあなたが黒人の素敵な男の子または女の子と出会い、付き合いたいと思ったとします。相手もあなたを好きになってくれました。2人は何度かデートをして楽しい時間を過ごします。それに対して双方の親が反対するかもしれません。またその理由が、彼または彼女を気に入らないからではなく、相手が黒人だから(アジア人だから)であるかもしれません。ここまでは、現実にありうることだと想像できますね。
しかし、アパルトヘイト(人種隔離政策)の下では、異人種間の結婚・恋愛・セックスは法律違反です。ですので親や教員を飛び越えて、いきなり警察があなたを逮捕しにやってきます。
『レッド・ダスト』という実話を元にした映画があります。この映画は、一緒に踊っていたために逮捕された17歳の白人の少女と黒人の少年の物語が描かれています。1980年代の話です。2人とも高校生でしたが、少年の方はアパルトヘイトに反対する運動をしたという理由で捕まり、拷問され殺されてしまいます。少女の方は釈放されましたが、彼女のお母さんは、娘が黒人と付き合うことを止めなかったと周囲から責められて心を病み、娘をおいて国外へ脱出してしまいます。残された少女はお母さんの知人である弁護士の下で育ち、祖国の南アフリカを嫌い抜きアメリカへ移住します。アパルトヘイトが廃絶された後、彼女は弁護士として祖国である南アフリカに戻ってきて、、かつて自分たちが体験した残酷な事態の調査に関わることになります。
このようにアパルトヘイトは、人種差別を法律にして国民に強制したところが他のどんな差別とも多く違っています。
(引用元:アパルトヘイトを終焉させた英雄 ネルソン・マンデラ 筑摩書房)
●感想
まず、ハリーポッターのダニエル・ラドクリフが主演だと知らずに見ましたが、彼の新境地を見ることが出来ました。
記事によると、脚本を読んだダニエル・ラドクリフが「この話はもっと広く知られるべきだ」と感じたことで、前代未聞の脱獄計画を企てる政治脱獄犯を演じることを決意したとのことです。
そんなラドクリフの脱獄の方法が、看守が持っている鍵の形を目視で全て覚え、そして木で作るという途方もない作業だったのには驚きでした!しかもこれが実際にあった話だというのは考えられません!
掃除中や夜中に看守に見つからないように鍵がちゃんと開くかどうか確認するシーンは毎回ハラハラドキドキしました。デブの看守のポンコツ具合にも呆れてしまいます(笑)
そして、脱獄当日は順調に鍵が開いていったけど、最後の最後の扉だけなぜか開きませんが、最終的にパワープレイで突き破ったのには驚きました(笑)
『プリズン・ブレイク』が好きな方はハマると思います!
非常に面白かったので一見の価値ありです!!